不動産コラム

2026年3月6日

オフィス賃貸でおしゃれな物件やタイプ別の選び方|通常賃貸・居抜き・セットアップ・デザイナーズの違い

おしゃれなオフィスといっても事業用のオフィス物件には、通常の賃貸以外に居抜き・セットアップ・デザイナーズといったタイプがあり、初期費用・入居までの期間・内装カスタマイズの自由度などに違いがあります。自社の優先順位(コスト・スピード・ブランディング・将来変更の柔軟性)によって、最適なタイプは異なってきます。

本稿では、代表的なオフィス物件のタイプごとの特徴と、選定時に確認しておきたい観点について整理します。

事業用のオフィス物件には、通常の賃貸以外に居抜き・セットアップ・デザイナーズといったタイプがあり、初期費用・入居までの期間・内装カスタマイズの自由度などに違いがあります。自社の優先順位(コスト・スピード・ブランディング・将来変更の柔軟性)によって、最適なタイプは異なってきます。

本稿では、代表的なオフィス物件のタイプごとの特徴と、選定時に確認しておきたい観点について整理します。

オフィス物件の主なタイプ

通常の賃貸オフィス(スケルトン引き渡し)

内装が施されていない状態(スケルトン)または原状回復された状態で引き渡される、最もスタンダードな賃貸タイプです。借主がレイアウト・内装・什器を自由に設計できるため自由度は最大ですが、内装工事に別途費用と期間が必要になります。退去時もスケルトン戻しの特約が設定されているケースが多い点に注意が必要です。

居抜きオフィス

前のテナントが設置した内装・什器・設備が残された状態で貸し出される物件です。既存の内装を活用できるため、初期費用と入居までの期間を圧縮できる点が最大のメリットです。一方、レイアウトや内装テイストが前テナントに引きずられるため、自社業態との相性確認が必須になります。

  • メリット:内装費圧縮、入居までの期間短縮、什器の一部流用も可能な場合がある
  • 留意点:レイアウト変更に制約、残置物の権利関係の確認(造作譲渡契約の内容)、退去時の扱い

セットアップオフィス

貸主側があらかじめ内装・家具・OA機器等を整えたうえで貸し出す物件です。入居後すぐに業務を開始できるため、スピード重視の場合に向きます。自社でゼロから内装設計する必要がない反面、提供された仕様を前提とした利用が基本で、カスタマイズ自由度は低めです。

  • メリット:入居から業務開始までが早い、内装設計の負荷がない、初期投資の予測がしやすい
  • 留意点:内装・什器の変更に制約、賃料にサービス料が上乗せされる場合がある

デザイナーズオフィス

建築家・デザイナーによって意匠性を重視した設計がなされた物件です。ガラスウォール・吹き抜け・木質感のある空間など、建物自体のコンセプトがあり、企業ブランディングや来客時の印象を重視する業態で選ばれます。デザイン性が高い分、賃料水準が一般的な賃貸より上振れする傾向があります。

  • メリット:空間のコンセプトがそのまま企業イメージに寄与、採用・広報面での訴求力
  • 留意点:賃料水準が相対的に高め、レイアウトが建物コンセプトに制約される場合がある

タイプ別の初期費用・入居までの期間の考え方

物件タイプによって、初期費用の構造と入居までの期間が大きく変わります。実際の金額は物件ごとに幅があるため、以下は構造面の比較整理です。

  • 通常賃貸:初期費用=契約時費用+内装工事費。入居まで=契約+内装工事期間(規模により数週間〜数か月)
  • 居抜き:初期費用=契約時費用+造作譲渡代金(発生する場合)+最小限の補修費。入居まで=契約+内装微調整(比較的短期)
  • セットアップ:初期費用=契約時費用のみが基本(内装工事不要)。入居まで=契約締結後すぐ
  • デザイナーズ:初期費用=契約時費用+カスタマイズ工事費(物件により)。入居まで=契約+必要に応じた内装調整

初期費用総額や月額コストは、個別物件・貸主方針・時期によって変動します。候補が絞れた段階で複数物件の見積もりを取得し、入居後〜退去までの総支出で比較するのが実務的です。

選定時に確認したい観点

用途・業種との適合

  • 契約書の用途制限(事務所利用可、店舗利用可、SOHO可など)と自社業態の一致
  • 業種制限(飲食・サロン・教室等は制限がかかるケースあり)
  • 法人登記の可否
  • 建築基準法上の用途地域(特に店舗・教室・サロン等は用途地域で制限される場合あり)

契約条件

  • 賃料・共益費・管理費の合計月額
  • 敷金・保証金・礼金・仲介手数料など初期費用の内訳
  • 契約期間(普通借家・定期借家の別)・更新料
  • 解約予告期間(事業用では6か月前予告が一般的)
  • 原状回復の範囲(特にスケルトン戻し特約の有無)
  • 居抜きの場合は造作譲渡契約の内容と、退去時の扱い
  • 看板設置の可否・営業時間の制約

内装のカスタマイズ可否

  • 工事の可否と範囲(軽微なレイアウト変更までか、間仕切り追加まで可能か)
  • 退去時の扱い(工事した部分を原状回復するか、残置するか)
  • 指定工事業者の有無(貸主指定の場合は費用比較がしにくい点に留意)
  • 電気容量・通信回線の増設可否

建物の仕様と設備

  • 築年数と耐震基準(1981年6月以降の新耐震基準への適合)
  • OAフロアの有無(配線の取り回しに影響)
  • 空調方式(個別空調か、セントラル空調か)と使用時間帯の制約
  • セキュリティ(オートロック・監視カメラ・入退室管理)
  • エレベーター・搬入口の寸法

業態・優先順位別の選び方の傾向

  • コスト優先・初期費用圧縮:居抜きが第一候補。内装仕様が自社業態と合うかが選定の肝
  • スピード優先・すぐに業務開始:セットアップオフィスが適する。契約から入居までの期間を最短化できる
  • ブランディング・企業イメージ重視:デザイナーズオフィスが候補。賃料水準とのバランスで判断
  • カスタマイズ自由度最大化:通常賃貸(スケルトン引き渡し)でゼロから設計。内装工事費・期間を許容できる場合に有効
  • 短期・試行的な利用:居抜きまたはセットアップで、短期解約可能な契約を確認
  • 長期・大規模利用:通常賃貸で自社仕様に最適化した方が、長期で見るとコスト効率がよいことが多い

まとめ

オフィス物件のタイプは、通常賃貸・居抜き・セットアップ・デザイナーズの4つに大別でき、それぞれ初期費用・入居スピード・カスタマイズ自由度・賃料水準の組み合わせが異なります。自社の優先順位(コスト・スピード・ブランディング・柔軟性)を先に整理してから候補タイプを絞ると、物件選定の効率が上がります。

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